Slack の絵文字をまとめて登録する方法(Chrome 拡張の比較)
何十個ものカスタム絵文字を一つずつ登録するのは現実的ではありません。API が使えない理由と、ブラウザ拡張を使った一括登録の実際をまとめました。
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社内用のカスタム絵文字を 50 個、100 個と用意したとき、 登録画面で 1 個ずつファイルを選んで名前を打つのは現実的ではありません。 この記事では、なぜ一括登録が難しいのか、どうすれば楽になるのかを整理します。
公式 API は Enterprise 限定
Slack にはカスタム絵文字を追加する API(admin.emoji.add)がありますが、 これは Enterprise Grid の組織管理者トークンでしか呼べません。 Pro プランやビジネスプラン、無料プランのワークスペースでは使えないため、 「スクリプトで一気に登録する」という選択肢は基本的に取れません。
Slack が絵文字の追加を管理画面に閉じているのは、 悪意ある大量登録やワークスペースの汚染を防ぐためだと考えられます。 抜け道を探すよりも、公式に用意された画面をブラウザの側から効率化するほうが安全です。
ブラウザ拡張という現実解
もっとも知られているのが Neutral Face Emoji Tools です。 Slack のカスタム絵文字ページを開いたときに、 「複数のファイルをまとめてアップロードする」ボタンを追加します。 ファイル名がそのまま絵文字名になるため、あらかじめファイル名を絵文字名にしておくのが前提の設計です。
当サイトの 文字絵文字の一括生成 とデカ絵文字(分割)は、 この前提に合わせてファイル名を付けています。ryoukai.png のように、そのまま絵文字名として使える形です。
拡張には、ワークスペースの既存の絵文字を一覧として書き出す機能を持つものもあります。 ワークスペースを引っ越すときや、バックアップを取っておきたいときに役立ちます。
拡張を入れる前に確認すること
ブラウザ拡張は、Slack を開いているタブの中で動きます。 つまり、あなたのログイン状態をそのまま使えるということでもあります。 仕事で使うワークスペースに導入する前に、次の点を確認してください。
- 要求している権限が、Slack のドメインに限定されているか
- ソースコードが公開されていて、最近も更新されているか
- 会社のセキュリティ方針で、ブラウザ拡張の導入が許可されているか
判断が難しい場合は、情報システム部門に相談するのが確実です。 「業務効率化のために入れたい拡張がある」という相談は、たいてい歓迎されます。
レート制限に当たったら
まとめてアップロードすると、途中で失敗するものが出ることがあります。 Slack 側のレート制限です。数十個ずつに分けて実行し、 失敗したファイルだけをもう一度アップロードするのが確実です。 一気に 100 個を投げるより、20 個ずつ 5 回のほうが結果的に速く終わります。
そもそも数を絞るという手
最後に身も蓋もない話をすると、使われない絵文字は登録しないほうがいいです。 カスタム絵文字が数千個あるワークスペースでは、 サジェストに似た名前が並びすぎて、目当ての絵文字にたどり着けなくなります。 リアクションで実際に使われるのは、多くても数十個です。 まずは定番の 20 個を用意して、足りないものが出てきたら足す、という進め方をおすすめします。定番の文字絵文字はそのまま配布しているので、 最初の 20 個として使ってください。
命名規則を先に決める
まとめて登録するなら、名前の付け方を先に決めておくのが肝心です。 あとから直すには、削除して登録し直すしかありません。 すでに使われたリアクションは削除すると消えるので、実質やり直しがききません。
決めておきたいのは三つです。
- 接頭辞を使うか:部署やチームごとに
dev-、sales-を付けると、 絵文字パネルで絞り込めます。反面、打つ文字が増えるので、 全社で使うものには付けないという分け方もあります。 - ローマ字か英語か:「承知」を
shouchiにするかackにするか。 チーム内で揺れると、同じ意味の絵文字が二つできます。 - 区切りはハイフンかアンダースコアか:どちらも使えますが、混在すると探しづらくなります。
よくある質問
Slack の API で絵文字を登録できますか?
カスタム絵文字を追加する公式 API(admin.emoji.add)は Enterprise Grid の管理者トークンでしか使えません。通常の有料プラン・無料プランのワークスペースでは利用できないため、ブラウザ拡張か手作業になります。
Chrome 拡張は安全ですか?
Slack のページ上で動き、ワークスペースの権限をそのまま使う仕組みです。導入前に権限の要求内容とソースコードの公開状況を確認し、会社のセキュリティ方針に反しないかを確かめてください。判断が難しい場合は情報システム部門に相談するのが確実です。
何個までまとめて登録できますか?
拡張側の制限というより、Slack 側のレート制限に当たります。数十個ずつに分け、途中で失敗したものを再実行するのが現実的です。
登録済みの絵文字を書き出せますか?
拡張によっては、ワークスペースのカスタム絵文字を一覧で書き出す機能があります。ワークスペースの移行や、バックアップに使えます。
拡張を使わずに済む方法はありますか?
数が 10 個程度なら手作業のほうが早いことも多いです。ファイル名をあらかじめ絵文字名にしておけば、登録画面での入力が減って体感がだいぶ変わります。
